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学術誌『Arts and Media / volume14 2024』が2024年8月上旬に発刊されました!
『Arts and Media volume14 2024』が2024年8月上旬に発刊および発送されました。
発行元・編集:大阪大学大学院人文学研究科芸術学専攻アート・メディア論研究室

A5判/148×210mm/186頁
並製くるみ表紙/ジャケット巻き/2024年
別冊「落丁本」付き
AD+D+DTP:松本久木
※本誌は造本設計のコンセプトに基づき、意図的に一部のページを落丁させております。落丁したページは別冊「落丁本」に纏められております。
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大阪大学文学研究科アート・メディア論研究室が発行する本誌『Arts and Media』は、アートとメディアの原初の関係に改めて注目し、芸術をもう一度、情報伝達の手段として見てみたい、そんな熱望から生まれた雑誌である。あるいは逆に、現在、情報伝達のツールとして生まれ、活用されている様々な手段が、今まさにアートへと変貌しつつあるその瞬間を切り取ってみたい。
収録される論考は、映画や写真、絵画、建築、文学、マンガ、新聞・ラジオ、演劇、博物館学などなど、実に多彩だ。この「祝祭的な混沌」が生み出すジャンル不明性こそは、ただ本研究室にのみ醸成可能な知的テンションであると自負するものである。
遺伝子の多様性が生命の安全装置として機能するように、我々は文化の多様性を保つことこそが、現代社会に対するある種のセーフティネットになるものと心から信じている。 文だの理だのといった狭隘な専門跼蹐の殻を打ち破り、百学連環の知の饗宴をとくと愉しんでいただきたい。
編集長 桑木野幸司
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[追悼]
古後奈緒子|市川明先生と演劇のカレイドスコープ──手がかりとしての壁際のテクスト
[巻頭言]
東 志保
[巻頭特集]
「脱線」の魅惑/知の視覚
岡北一孝|イタリア・ルネサンスの建築エクフラシス:建築・文学・美術を統合的に考える
関俣賢一|ラブレーにおける〈記憶・脱線・発想〉考察のために──『第三の書』を中心として
[論文]
鈴木聖子|音楽芸能の記録における音と映像の関係──日本ビクターの音響映像メディアのアンソロジー(中編)
柴尾万葉|ピピロッティ・リストの映像作品におけるエレーヌ・シクスーの思想との共通性
武本彩子|ギー・ドゥボールの初期映画におけるニュース映画の「転用」
城 直子|近世カトマンズ旧市街におけるクマリの館と山車巡行の役割
片岡浪秀|放送界と石井光次郎(戦前〜占領期篇)──NHK会長人事への介入と朝日新聞の目論見
[研究ノート]
古後奈緒子|ベルリン王立歌劇場バレエの組織と演目:舞踊史の隠れた位相としての(長い)十九世紀バレエ
橋本知子|『家からの手紙』におけるニューヨークの表象──ディアスポラの観点から
[インタビュー]
奥野晶子|コンクリート・ポエトリーの系譜──大谷陽一郎氏インタビュー
野尻倫世|「役者」を経験した落語家──新人落語家の挑戦
[エッセイ]
河﨑伊吹|記憶の町を編み上げる──みなとメディアミュージアム2024での実践から
[再録]
「退職記念:市川明教授」
デザインは、オンラインショップ「松本工房」様です。
松本工房様URL:https://www.matsumotokobo.com/
既刊本の購入は、上記「松本工房」様オンラインショップにて可能です。
ぜひお手にとってぜひご覧ください。ご意見、ご感想をお待ちしております。
今後とも、当研究室を宜しくお願い致します。

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