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学術誌『Arts and Media / volume12 2022』が2022年7月末に発刊されました!

『Arts and Media volume12 2022』』が2022年7月末に発刊および発送されました。

発行元・編集:大阪大学大学院文学研究科文化動態論専攻アート・メディア論研究室

A5判/148×210mm/176頁

並製くるみ表紙/変則折り図版/帯掛け/本文特色/2022年

AD+D+DTP:松本久木
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大阪大学文学研究科アート・メディア論研究室が発行する本誌『Arts and Media』は、アートとメディアの原初の関係に改めて注目し、芸術をもう一度、情報伝達の手段として見てみたい、そんな熱望から生まれた雑誌である。あるいは逆に、現在、情報伝達のツールとして生まれ、活用されている様々な手段が、今まさにアートへと変貌しつつあるその瞬間を切り取ってみたい。
収録される論考は、映画や写真、絵画、建築、文学、マンガ、新聞・ラジオ、演劇、博物館学などなど、実に多彩だ。この「祝祭的な混沌」が生み出すジャンル不明性こそは、ただ本研究室にのみ醸成可能な知的テンションであると自負するものである。
遺伝子の多様性が生命の安全装置として機能するように、我々は文化の多様性を保つことこそが、現代社会に対するある種のセーフティネットになるものと心から信じている。 文だの理だのといった狭隘な専門跼蹐の殻を打ち破り、百学連環の知の饗宴をとくと愉しんでいただきたい。
編集長 桑木野幸司
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[巻頭言]
古後奈緒子

[巻頭特集]
初期近代西欧の百学連環=百科全書(エンサイクロペディア)の知

関俣賢一|ルネサンスのエンサイクロペディア(百学連環=百科全書)に関する一考察──ラブレーにおけるencyclopédie概念について
加藤 聡|チェンバーズ『サイクロペディア』にみる初期近代の百科事典の構造
小松啓子|フェラーラ公アルフォンソ二世の宮廷における演劇的騎馬試合──祝祭にみる初期近代の発想

[研究ノート]
久米千裕|朝倉文夫と平和記念東京博覧会

[エッセイ]
城 直子|聖地への途上

[学生特集]
秋田奈美/西元まり|解体予定の中銀カプセルタワービルへ──その思いと未来をつなぐもの

[インタビュー]
城 直子|「I think.., because..」の壁(その1)──スタンダップコメディからみる、日本の「個」と「社会」について

[活動報告]
山本夏海|関西小劇場界における『創客』の取り組み──西成・鶴見橋商店街
稲垣智子|ホワイトアウト──稲垣智子個展の活動報告

[ハッシュタグ・プロフ]
圀府寺 司|そろそろ再始動
永田 靖|公衆電話と独語の演劇
古後奈緒子|「ケアのコレオグラフィー」についてのノート
東 志保|風景を凝視する映画の魅力
鈴木聖子|放浪のサウンド・アーティスト──芸能者としての鈴木昭男
桑木野幸司|デジタル・ヒューマニティーズの二〇歩手前

デザインは、オンラインショップ「松本工房」様です。

松本工房様URL:http://shop.matsumotokobo.com/?pid=169747843

既刊本の購入は、上記「松本工房」様オンラインショップにて可能です。

ぜひお手にとってぜひご覧ください。ご意見、ご感想をお待ちしております。

今後とも、当研究室を宜しくお願い致します。

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