© アート・メディア論研究室 All rights reserved.

准教授 東 志保
准教授 東 志保
あずま しほ
略歴
1979年生まれ。2002年国際基督教大学教養学部社会科学科卒業。2006年国際基督教大学比較文化研究科博士前期課程修了(比較文化)。パリ第三大学映画視聴覚研究博士(Docteur en Cinéma et Audiovisuel)。国際基督教大学、岩手大学非常勤講師を経て2017年より現職。
専攻:映像研究、比較文化論
主要業績
学生へのメッセージ
映画を見始めたのは高校生の頃からです。地方都市に住んでいた私にとって、数少ない単館系の映画館に行く、というのは特別な経験でした。暗闇のなか、知らない人たちと一緒に光と影から構成されるスクリーンを見つめ、それぞれの思いを持って鑑賞し、映画が終わると言葉も交わさずに、ぱらばらと街のなかに消えて行く、というのは、よく考えてみると奇妙なことです。匿名的・個別的でありながら集合的でもある映画館の経験は、近代的個人の孤独感と相性が良いようです。その後、フランスをフィールドに映画を研究するようになりましたが、今でも映画館に行くと安心するような、ワクワクするような、不思議な感覚にとらわれます。
純粋に映画を楽しむことは、映画の歴史を学んだり映像を分析することとは相容れないように思うかもしれません。しかし、映画を見る喜びから、世界への探究心も生まれるのです。スクリーンの中と外を繋ぐような授業をできればと思っています。
アンケート
1.休日の過ごし方: のんびりお茶をする
2.好きな食べもの: お寿司、クスクス、フルーツサンド
3.嫌いな食べ物: パイナップル
4.宝物: 猫と犬
5.子供のころはどんな子でしたか: 凝り性
6.学生時代の部活、サークル: スケッチ、音楽、映画
7.1か月お休みがとれたら何をしたいですか: 長編小説を読む