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教授 桑木野 幸司
教授 桑木野 幸司
くわきの こうじ
略歴
1975年生まれ。東京大学大学院工学研究科修士課程修了(西洋建築史)。ピサ大学大学院修了。Dottore di Ricerca in Storia delle arti visive e dello spettacolo(文学博士(美術史)・ピサ大学)。Kunsthistorisches Institut in Florenz研究生を経て、2011年4月より現職。
専攻:西洋美術・建築・庭園史
主要業績
桑木野幸司『叡智の建築家:記憶のロクスとしての16-17世紀の庭園、劇場、都市』、中央公論美術出版、2013年;Koji Kuwakino, “The great theatre of creative thought: the Inscriptiones vel tituli theatri amplissimi … (1565) by Samuel von Quiccheberg”, Journal of the History of Collections, no.25(3), 2013, pp. 303-324;桑木野幸司、「天国と地獄の想起:C・ロッセッリ『人工記憶の宝庫』における視覚芸術からの影響について」、『西洋美術研究』、2013、No. 17、pp. 91-110;L’architetto sapiente: giardino, teatro, città come schemi mnemonici tra il XVI e il XVII secolo,Firenze, Olschki 2011;「知の編集空間としての初期近代イタリアの庭園:Agostino Del Riccioの理想苑構想におけるインプレーザ、エンブレム、常套主題(loci communes)」『地中海学研究』2009年, pp. 3-28.
教員メッセージ
えてして美術史家は作品だけを見、建築史家は器だけを見る傾向にあります。でも、美術作品が置かれた「場所」にも注意を向けてみると、いろいろな発見があります。彫刻や絵画の展示空間としても使われることが多かった庭園や街路や広場といった屋外空間は、図面や写真を机上で眺めるのと、実際に自分の足で歩いてみるのとでは、ずいぶんと印象も変わってきます。常に視野を広くたもち、全身で考察対象を体感・経験してゆく、そんな軽やかで敏捷な知性を、美術史研究を通じて培ってほしいと思っています。
アンケート
1.休日の過ごし方: 家事、映画鑑賞
2.好きな食べもの: 甘いもの全般、特にアンパン
3.嫌いな食べ物: 辛いもの、油っこいもの、アルコール類
4.宝物: 観葉植物
5.子供のころはどんな子でしたか: 無口
6.学生時代の部活、サークル: バスケ、バレー、ギター
7.1か月お休みがとれたら何をしたいですか: たまっている本を読む